Nexus 7(2012)にPhoenix OSを焼いてみた
こんにちは!
さて、昨日修理したNexus 7(2012)にPhoenix OSを焼いて見たいと思います。
凄い興味はあったんですが、焼ける端末がなくて。
「じゃあ、パソコンにインストールすればいいじゃん」と突っ込まれる方、鋭いですね。
ただ、パソコンにインストールするんだったらこんな怪しいOSより普通にUbuntuを使います。
ちなみに、そもそも、Phoenix OSとは何でしょうか。
Phoenix OSはRemix OSの対抗馬としてでた(?)AndroidベースのROMで、PC利用に特化したOSです。
読み方はフェニックス オーエスで大丈夫です。
マルチウインドウ対応でUIはWindowsです。ハイ。
では早速サクッと焼いちゃいます。
ちなみにUserdataはワイプされてしまうので、必ず必要なデータはバックアップしてください。
前提
adbが走るパソコン
BootloaderがUnlockされたNexus 7(2012)
7zip等の".tar.gz"が解凍できるソフトがインストールされた環境
がある。
用意するファイル群から。
より、Nexus 7 (grouper)の右側にある"Download"を押して"Phoenix-Nexus7-Grouper-1.1.0.tar.gz"をダウンロードしてください。
今ダウンロードしたファイルを解凍すると、以下のファイルが出てくるかと思います。
ここまで出来たら早速、Nexus 7の電源を切りパソコンにつないでください。
その状態でFastbootモードに入って下さい。
Nexus 7のFastbootへの入り方は"電源ボタン"と"音量↓ボタン"の同時押しでロイド君が出るまで押し続けると入れるはずです。
では焼いていきましょう。
再度の確認ですがuserdataは消されてしまいます。必要なデータはバックアップされましたか?
また、途中で電源が落ちると、文鎮になりますので電池は50%程度充電してから実行してください。(筆者は20%でやっちゃいました)
大丈夫そうなら"flash-all.bat"を実行してください。
adbが走り、fastbootドライバが正常にインストールされていれば上記のようになるはずです。
"Press any key to exit..."が表示されるまで、絶対にパソコンから抜かないでください。
"Press any key to exit..."が表示されたら適当にキーをたたくか、右上の'x'を押して下さい。
以上で焼けたはずなので、電源を入れてください。
10分ぐらいこの状態なので、放置していてください。
ついに起動しましたね!
では、プルダウンから日本語を選択し....
日本語は用意されてないようです。
なので今回は英語でセットアップしました。
同意できそうならAcceptを押してください。
WiFiの設定です。
最後にユーザ名を入力してセットアップは終了です。
特にGoogleアカウントの設定等がないところから見てGoogle系サービスはないようですね。Gappsは焼けるんですかね。
いざ、Finishを押すと!
おお!
Windowsですね。ありがとうございました。
どうやら独自のストアが用意されているようで、Outlook等がダウンロードできるそうです。
スタートボタンならぬフェニックスボタン?を押すと、
まるでWindows10のようなメニューが。
メニュー右上の上矢印を押すと、
おおお。
ちなみに、横の"Android"を押すと。
見慣れたAndroidが。
ここで、設定を開いてみましょう。
Android 5.0ですかね。
ああ、5.1のようです。
ちなみに、気づきました?
日本語になってますよね。
Androidを標準でビルドすれば日本語の言語パックも含まれているはずなので、
設定の"Language and input"より
Languageを押し、(一番上の"言語"のとこ)
"日本語"を押すと日本語になります。
アプリはこんな感じでインストールされているようです。
なお、"System Mode"を押すと、
が出るので、OKを選択します。
ぐるぐる回って。。。
戻ります。
こっち側も日本語になってますね。
こっち側でも設定を開いてみましょう。
おお、
タブレット情報を見てみると、
ほう。
ちなみに、横画面で使ってみましょう。
おう。Androidシステムを見てみましょう。
うむ。
"フェニックスボタン"を押すと。。。
おおー
どうやら同じアプリ?ウインドウを起動できるみたいです。
エクスプローラを重ねて。
こ、これは、、、
Windows 10っぽい
ブラウザを立ち上げてみましょう。
おおお
フルスクリーンにしてみたり、
自由にウインドウサイズを変更してみたり
AeroSnapみたいに当分もできる。
新しいウインドウを開いて、
これも当分してみたり。
ドラックもできる。
まとめ。
想像以上でした。
すごく動作も早く、安定している印象でした。
スクリーンショットもウインドウごとに保存できる機能もあり、スクリーンショット魔にはすごく響きました。
これは、いい。とてもいい。
じゃあ、AOSPに戻そうと思います。
では!